韓国のH-1ビザ（ワーキングホリデービザ）完全ガイド

韓国のH-1ビザ、またはワーキングホリデービザは、韓国に最長で1年間滞在し、働くことや、勉強すること、なによりも長期間観光や旅行することを可能にする特別なビザです。学生ビザよりもフレキシブルで、韓国で働く経験と韓国語の勉強を組み合わせることもできます。そんな韓国のH-1ビザについて、詳しく知っていきましょう！

H-1ビザ（ワーキングホリデービザ）とは？

韓国のH-1ビザ（ワーキングホリデービザ） は、若者の文化交流を目的として設けられた制度です。ビザ保持者は滞在中、パートタイムの仕事をすることによって、経済的に問題なく韓国での生活を体験できるようになっています。このビザでは週25時間までの就労が許可されています。さて、では、どんな仕事ができるのでしょう？

韓国ワーキングホリデービザ（H-1）でできる仕事・できない仕事

すでに説明した通り、韓国に滞在中、H-1ビザ（ワーキングホリデービザ）保持者はパートタイムの仕事が許可されています。アルバイトで滞在費や旅行費を稼ぎながら、さまざまな貴重な経験をするチャンスが与えられているのです。ただし、ビザの規定を必ず守ることが大切！違反すると法的な問題につながる可能性がありますので、気をつけてください。
そして中には、就労が制限されている職種もあります！

働くことができる職種：

• 接客業（カフェ、レストラン、ゲストハウス、ホテルなど）
• 小売業（コンビニ、ショッピングモール、市場など）
• 英語チューター（非公式・フリーランスとしての個人指導など）
• オフィスワーク（一部の企業に限られており、フレキシブルな契約形態となることが多い）
• ボランティア活動

働くことができない職種：

• 専門職（法律、医療、工学、金融など）
• 教育関連の職業（外国語を含む授業・指導など）
• 風俗関連の仕事（バー、ナイトクラブ、マッサージ店など）
• エンターテインメント業界の職種（ダンサー、ミュージシャン、アクロバットなど）
• 韓国の労働法で違法または不適切とされる仕事

ちなみに韓国での最低賃金は、スキル、学歴、雇用形態などで変わるものの、2025年3月時点では時給10,300ウォンとなっています。

なぜ韓国語を学ぶことがワーキングホリデーに不可欠なのか

ワーキングホリデー期間中に韓国語を学ぶことは、お金がかかっても、絶対にするべき投資！なぜなら韓国の多くの雇用主は、たとえアルバイトであったとしても、きちんと韓国語でコミュニケーションがとれる人を雇用したがるからです。また、韓国語が使いこなせるようになると、日常生活や旅行、現地の人々との密な交流がとっても楽になります。そのため、韓国語プログラムに参加することは、就職の可能性をグッと高めるだけでなく、韓国での体験全体をより豊かなものにしてくれます。

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H-1ビザ（ワーキングホリデー）で韓国に滞在する場合、どのような韓国語プログラムに申し込むことができるのか

H-1ビザ（ワーキングホリデー）では、語学学校や大学語学堂の韓国語プログラムに参加することができます。ただし、通常の大学学位プログラムへの入学は認められていません。学位取得を目指す場合は、D-2学生ビザの申請をしなくてはなりません。

また、語学学習が許可される期間は、韓国とビザ保持者の母国との国同士の特定の取り決めによって異なる場合があることに注意が必要です。もしH-1ビザの有効期間が12か月であれば、韓国で生活し学習できるのも12か月までであり、H-1ビザの延長や変更はできないということです。

そうしたことがあるので、韓国のH-1ビザについての具体的な制限や可能性を理解するためには、まずは該当する大使館や領事館に相談することが推奨されています。

大学語学堂で韓国語を学ぶ場合と、私立の語学学校で学ぶ場合の比較

韓国で韓国語を学ぶ際には、大学語学堂と民間の語学学校の2つの選択肢があります。

大学語学堂のプログラムは、通常とても体系的なカリキュラムが組まれており、年間4回（3月、6月、9月、12月）の決まった開講日が設定されています。各学期は約10週間でプログラムが組まれています。ワーキングホリデービザでは、最大1年間（4学期間）韓国語を学ぶことができます。こうした大学語学堂のプログラムでは、学生が大学生活を体験できる学習環境が整っています。その反面、クラスの人数が多く、スケジュールの柔軟性が低い場合も多いです。

一方、私立の語学学校はよりフレキシブルな開講日が設定されており、多くの場合、学生は毎週いつでもプログラムを開始することができる上に、滞在中にその期間を延長することもできるようになっています。クラスも少人数で、個別指導が行き届き、よりリラックスした学習環境が整っていることが多いです。実践的な語学スキルに重点を置き、追加の課外活動を組んでいる場合もあります。反面、私立の語学学校は授業料が高めで、大学語学堂のプログラムのような文化的体験を同じレベルではできないと感じることがあるかもしれません。

もしもより学業に専念したいのであれば、D-4学生ビザを取得することおすすめします。D-4ビザは、語学学校やその他の教育プログラムでフルタイムで学びたい人向けのビザです。また、なんとパートタイムの就労（週20時間まで）も許可されています。学業により多くの時間を割きたいということであれば、こちらのビザがぴったりです！

H-1ビザの申請手続き

韓国のH-1ビザ（ワーキングホリデー）の申請手続きは、各地の韓国大使館または領事館で行われます。申請する方は、以下の発給対象条件と要件を満たす必要があります。

H-1ビザ発給対象

• 日本に居住する日本国民であること（他国籍をお持ちの方は別途各国の情報をご確認ください）
• これまで韓国のワーキングホリデープログラムに参加したことがないこと（H-1ビザは一生で一度しか使えません）
• 申請時の年齢が18歳から25歳であること（やむをえない事情と判断される場合は30歳以下であること）
• パスポートの有効期間が査証発給申請時から6カ月以上であること
• 身体健康であること
• 滞在費などの財政能力があること
• 観光が主な目的であること（専門職または学業に専念する方は別の査証が推奨されます）
• 前科がないこと

H-1ビザ発給要件

• 自分の国の韓国大使館または領事館で申請を行うこと（韓国国内でワーキングホリデービザの申請はできません）
• 韓国の滞在期間中のすべてをカバーする有効な健康保険に加入していること
• 扶養家族を同伴しないこと
• 滞在許可は12カ月までであると理解していること（H-1ビザは基本的に12カ月の有効期間を超えて延長することはできません／ただしこの条件が変わる可能性があるので、新しい情報が出たらまたお知らせします！）
• ビザ発行日から3か月以内に韓国に入国すること（有効期間は入国日から12カ月です）
• 入国後90日以内に韓国の外国人登録証（Korean Residence Card）を申請すること

H-1ビザ申請に必要な書類

条件や要件を確認したら、いよいよH-1ビザ申請！冒険へのワクワクの第一歩ですね！

申請者によって異なる場合もありますが、一般的に提出が必要となる書類のリストをまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。

• 査証発給申請用紙
• 写真1枚（カラー／3.5×4.5サイズ）
• パスポート原本（有効期間6カ月以上）および顔写真のページのコピー
• 犯罪経歴証明書
• 健康診断書（病院・検査項目指定なし／レントゲン、血液検査など身体健康状態を確認できる診断書がおすすめ！）
• 保険証書（加入期間10カ月以上／保障額4,000万ウォン以上）
• 在学証明書もしくは最終学歴証明書
• 居住予定証明書（ホテル予約証、賃貸契約書など）
• 語学堂・語学学校の入学許可証など
• 財務関係の書類（30万円以上）
• 航空券または船舶券のコピー（ただし40万円以上の残高証明書を提出する場合は不要）
• 住民票（すべての記載事項及び家族事項を省略せずに発行すること）
• 満25歳以上の場合は理由書
• 1年間の具体的な活動計画書（韓国語もしくは英語で作成）
  • 韓国語の勉強の計画
  • 就業に関する計画
  • 滞在先に関する計画

すべての書類は、3カ月以内に発行されたものをご準備ください。ただし、健康診断書と残高証明書に関しては、1カ月以内に発行されたものが必要になりますのでご注意を！

（詳しくは駐日本国大韓民国大使館などもあわせてご参照ください！）

申請手続きや必要書類は、国籍や各韓国大使館・領事館によって若干異なる場合があります。最新の情報については、事前に最寄りの韓国大使館・領事館に確認することをおすすめします。

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さらなるH-1ビザ（ワーキングホリデー）の詳細については、このページをご覧いただくか、最寄りの韓国大使館にお問い合わせください。