TOPIKは受けるべき?

2025年11月18日
所要時間: 1未満
TOPIK test

もしもあなたが、韓国で就職を目指していたり、韓国への大学進学をしたいと考えているのならば、「TOPIK(韓国語能力試験)」についての疑問は避けては通れないもの!
今回の記事では、TOPIKの概要や、韓国語を学ばれる方が一度は考えるだろう「私、TOPIKは受けるべき?」という疑問について、詳しくご紹介します。

そもそも「TOPIK」とは?

TOPIK(韓国語能力試験)は、韓国語の習熟度を測るための公式試験です。試験は「TOPIK I」「TOPIK II」の2つに分かれています。少しややこしいのですが、さらにTOPIK Iは2つのレベル(1級/2級)、TOPIK IIは4つのレベル(3級、4級、5級、6級)に細分化されています。試験に申し込む際には、「TOPIK I」または「TOPIK II」のいずれかを選択する必要があります。最終的な合格基準のスコアをクリアできるかどうかによって級が決まり、得点が基準に満たない場合は不合格となります。

TOPIKの級と合格基準

韓国での大学進学や学業につなげたいなら

TOPIKは「聞く・読む・書く」の3つのスキルを総合的に評価する内容となっています。そのため、韓国の大学で学位取得を目指す場合には、このTOPIKのスコアが重要となってきます。大学によっては、出願の際にTOPIKのスコア提出を必須としているところもあります。そして韓国で就職活動をする際にも、TOPIKのスコアで語学力をアピールできるようになっておくことは、もちろんとても役に立ちます。プロフェッショナルな環境で働く場合、やはりTOPIKのスコアを提出するように求められることもあるでしょう。

韓国語の会話やコミュニケーションを伸ばしたいなら

「学業や就職にまではこだわらなくていいかな。韓国を旅行したり、韓国語で友人と楽しく会話できれば、それで十分!」

そんな場合には、TOPIKを受験することは必要ありません。そして韓国語のコースを選ぶ場合にも、TOPIK受験を視野に入れるような文法重視のプログラムよりも、スピーキング能力に重点を置いた別のタイプのプログラムのほうが適している可能性があります。
もちろん、もしTOPIKを受験することを決めた場合は、スピーキング力も大切になってきます。他のスキルと同じく伸ばしていくことができるように、会話練習の時間をしっかり確保することをおすすめします。
Go! Go! Hangukが提携している語学学校をチェックして、自分のスキルUPにぴったりの学校やプログラム、ぜひ見つけてみてください!

TOPIKの試験日程

TOPIKの試験の実施は、限られた日程で行われています。つまり、大学進学などでスコア提出の締切日などがある場合には、試験結果が間に合うように、数か月前には受験しておく必要があります。計画的に準備して、受験のタイミングを逃さないようにしましょう。
以下は2025年のサンプルスケジュールです。(最新の登録情報や試験日程、その他の詳細については、韓国での受験にはTOPIK公式サイトを、日本国内での受験には日本国内受験のためのTOPIK公式サイトを確認するようにしてください)

TOPIKの試験日程の例(2025年日本国内)

ちなみに学生のみなさんにインタビューをしてみたところ、筆記(記述式)のセクションが最も難しいと感じる方が多いようです。しかしテスト全体で高得点を取るためには、このセクションでもしっかり得点することが必要です。

TOPIKの試験対策勉強する際は、筆記能力の向上により時間かけると良いかもしれません。語彙力を増やしておくことも重要です。中には日常会話ではあまり使われない単語もありますが、試験問題の理解には必要になってきますので、しっかり覚えておきましょう。

TOPIKの試験内容と配点

TOPIKの試験内容と配点

先にご紹介したとおり、TOPIKの試験は、韓国国内の指定会場のほか、日本をはじめとした世界97か国以上でも実施されています。
他国では年1回程度しか実施されないのに比較して、日本国内では年4回実施されていますので、試験回数は多いと言えるでしょう。それでも受験枠が早く埋まってしまうこともあるため、計画的に申し込みをするようにしましょう。
ちなみに韓国国内で受験をする場合は、1回あたり40,000ウォンの受験料が必要です。日本国内での受験をする場合、TOPIK Iは5,000円、TOPIK IIは7,000円の受験料がかかります。(2025年11月現在/詳細は公式サイトを確認してください)

TOPIK1級は、基本的な指示や文法構造、日常で使う語彙があれば十分に合格ができます。就職活動の際には、たとえスコアが低めだったとしても、TOPIKについて履歴書に記載することは有利になります。初めての方でも、まずはぜひ気軽にTOPIK1級からチャレンジしてみてください。
学生ビザで滞在している場合、アルバイトをするには少なくともTOPIK2級以上の能力があることを証明しなくてはなりません。また、TOPIK4級以上の韓国語力があるとコミュニケーションがよりスムーズになりますので、応募できるアルバイトの幅もぐんと広がります。
TOPIK6級に到達する頃には、学術的・職業的な流暢さが求められます。このレベルになると、大学進学にも就職にも非常に有利になると言えるでしょう。

TOPIKスコアの有効期限は2年間です、期限が切れてしまった場合には、再度受験する必要があります。
ご説明してきたとおり、韓国での就職を目指す場合、TOPIKスコアは履歴書に大きなアピールとなります。日本の方はチャレンジしやすい環境が整っていますので、ぜひとも気軽に受験してみてください!

なお、実は日本国内には、高校生のための韓国語検定試験というものもあります。こちらは日本国内で韓国語を勉強している高校生のための検定試験で、2025年12月には第4回の試験が実施されます。(*2025年11月30日申し込み締め切り)
主催している一般社団法人高校韓国語検定協会では、韓国語を学習している高校生を応援するということで、さまざまな取り組みをされています。公式サイトから過去問題もダウンロードできますので、ぜひ高校生の方はご覧になってみてください!

今後も韓国語や韓国の文化、日常生活についてご紹介してまいりますので、Go! Go! Hangukのブログをぜひチェックしておいてください!

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